カホン は、ペルー発祥の打楽器(体鳴楽器)の一種です。
カホンは楽器自体に跨って演奏される箱型のもの(ペルー式と呼ばれる)からコンガのように股に挟んで演奏されるもの(キューバ式と呼ばれる)まで、打面が木製である打楽器全般を指す。通常ペルー式カホンを指す場合が多い。
【簡単な作りの楽器】
Cajónはスペイン語で「箱」を意味し
その名の通り中が空洞の直方体の形状をしている
通常木製だが、FRPボディーや打面にカーボンファイバー等の
プラスチックを用いた製品も存在する
太鼓の「胴」にあたる部分と「膜」に当たる部分では材木の厚みが全く異なる。
通常1面だけが打面であり、薄板でできており
これを「前面」と見なし客席に向ける
打面は他の面よりかなり薄く、通常2.5-3.5 mm程度の合板が使われる
それに対して「胴」に当たる部分の材木(合板)の厚さは通常、15㎜~20㎜程度
打面の反対側の面(裏面)にサウンドホール(音孔)が空けられている
(一部に例外な位置にサウンドホールをあけているものもある)
元々のカホンに弦などは無かったが
スペインのフラメンコ伴奏に使われるようになって以降
打面の裏には弦や鈴などを仕込むことが多く
これにより特徴的なバズ音を得ることができる
現代でもペルーやキューバなど
カホンの生まれた場所では弦などがないのが普通である
【アンプラグドで注目】
カホンがテレビでも見られるようになったのは
「アンプラグド コンサート」(電気を使わない楽器だけコンサート)が
頻繁に開催されるようになってからだ
ドラムセットではなく
カホンを使うことで温もりのある音を出すことができ
マイクを通さない、スピーカーを通さない演奏に
自然と溶け込む演奏ができるため
カホンが使われることが多くなった
【→Pia-no-jaC←】(ピアノジャック)という演奏デュオでは
ピアノとカホンという編成で演奏されている
【カホンの有名なメーカー】
カホンはその作りが簡単なことから
色々なメーカーで作って販売されている
その中でもドイツの「Schlagwerk」(シュラルベルク)は老舗で
打面のところに「モノグラム」が描かれているものが有名である
日本からも色々なメーカーがカホンを発売しているが
北海道産カホン「Decora43」(デコラ43)は知る人が知る「カホン」
北海道愛別町にてオリジナル8弦カホンを製造販売
プロミュージシャンも使用者多数されています
人気のヒミツは
抜群のサウンド、美しい木目の仕上がり
これにつきます
年間で生産される個数も少なく
島村楽器限定モデルも出していますが
1度、叩いてみるとその繊細な音や深いバズ音に心奪われます
最近では段ボールで作られた「ダホン」など
より手軽に楽しめるものも発売されている
使わない時は椅子として座ることもできるので
お部屋のインテリアとしても椅子としても
お勧めしたいアイテムだ
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