幼児音楽の仕事に携わって今年で26年目となりました。
5月1日に2024年度最初の研修をさせていただきました。
こども園での研修でしたので、
子供たちがお昼寝している間の約90分間の研修でした。
せっかくなので研修でお話ししたことを書かせていただきます。
楽しい時間にする
わたしは音楽の授業を数園でやらせて頂いていますが、
まず心掛けていることは音楽の時間を「楽しい時間にする」という事です。
どうしても保育士のみなさんは上手にしなきゃという、
プレッシャーの中での指導になると思いますが、
よ~く考えてもらうと、
ピアノってそんなに簡単に上手にはならないですよね。
鍵盤ハーモニカなどを一週間で1度、一か月に1度しか吹かないのに、
すごく上手になることはありません。
それならば先ずは音楽って【楽しい時間】なんだと
思ってもらるようにしましょう。
そこから次の段階になっていきます。
鍵盤ハーモニカが上手に吹けるようになるには
研修では鍵盤ハーモニカの研修が中心でした。
まず鍵盤ハーモニカを指導する前に、
こども達がキチンと指を動かせているのかを、
確認しましょう。
こどもは頭の中で「親指」を動かしているつもりでも、
全然ちがう指を動かしていることがあります。
わたしが指導する時は、
指の運動と言ってキチンと動いているのか確認をします。
あとは鍵盤ハーモニカ吹く機会を短いスパンで短い時間で行うことです。
それはなぜでしょう?
リベンジする機会をすぐに与える
わたしは鍵盤ハーモニカの研修では、
鍵盤ハーモニカ吹く機会を短いスパンで短い時間で行うことを推奨しています。
それはなぜなのか?
どうしてもこども達は毎回いい子ちゃんではありません。
吹きたくない時もあると思います。
しかし、次の吹く機会が一週間後、二週間後、一か月後になると、
無理矢理にでも吹かせようとします。
この無理矢理がこども達に”鍵盤ハーモニカ嫌い”という印象を持たせる原因にもなります。
リベンジする時間がすぐ来るのであれば、
その時間ぐらい休ませてもいいでしょう。
あと短い時間ならば休んでいるこどものプライドも守られます。
こうなるのが理想
わたしが鍵盤ハーモニカの指導で理想としているのは、
「今日は縄跳びするよ~」
「ボール遊びするよ~」
「今日は鍵盤ハーモニカ吹くよ~」
これが一番理想です。
何気ない保育の一部として鍵盤ハーモニカが、
紛れ込んで貰えるのが一番です。
あとはこども達から「先生、鍵盤ハーモニカ吹いていい?」と、
自然に出てくるのが理想ですね。
こんな感じで研修は実践をしながら開催させていただきました。
夏にはSUZUKI楽器の研修も控えていますが、
個別の研修もできますので興味ある幼稚園・こども園・保育園の担当の先生
ご連絡くださいね。
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