今週の「らんまん」では万太郎は当主を務める「峰屋」の酒を品評会に出品するため、上野の博覧会会場を訪れた。華やかな都会に浮かれた万太郎は和菓子屋「白梅堂」で娘・寿恵子(浜辺美波さん)と母・まつ(牧瀬里穂さん)が売っていた”かるやき”(カルメ焼き)を購入し、口に入れた途端「かりっとしてジュワッと溶けたき!」と喜ぶ。”かるやき”(カルメ焼き)は、現代でもお祭りの屋台で売っていたりするが、食べたことはあるだろうか?幼少の時は、あのカルメ焼きがフワッと膨らむのをお店の時にずっと見ていたものだ。
※アイキャッチ画像はクラシルより引用
かるやき(カルメ焼き)
カルメ焼き(カルメやき、軽目焼)は菓子の一種
カルメラ、カルメラ焼き、かるやきとも称される駄菓子の一種で
祭や縁日の露店などで実演販売されて
露店の前にはこども達や大人がそれをずっと眺めていたのを思い出します
ポルトガル語の「甘いもの」(caramelo)を語源としているようだ
万太郎の食べた「かりっとしてジュワッと溶けたき!」という”かるやき”(カルメ焼き)と
固い駄菓子屋などで売っているものもある
”かるやき”の作り方
この”かるやき”(カルメ焼き)は自宅で作れるのだろうか?
調べたところ「自宅でも作れる」ようだった
もちろん、材料と調理器具が必要になってはくるが
あの「かりっとしてジュワッと溶けたき!」の”かるやき”が自宅で好きなだけ作れるとは
夢のような話ではある。
まずは水、砂糖、重曹を材料として、融かす熱源、融かし固める円型、攪拌棒を用いて作る
ザラメまたは三温糖を少量の水とともに加熱して溶かし
125℃に達したら重曹を加え、手早くかき混ぜて炭酸ガスの発泡を促し
冷却しながら軽石状に固める
冷却の際は、発泡して膨らんだ状態で固めて成型する
重曹の代わりに卵白を用いた時期もあったようだ
自宅で作るとするなら
グラニュー糖、金属製おたま(平たく広めの方が良いかも)、箸、家庭用コンロを用い
炭酸水素ナトリウムの熱分解実験として例示する理科の教科書もみられる
砂糖水溶液の温度を125℃〜130℃まで上げること
温度上昇後は10〜30秒間静止すること
あわてて発泡剤を加えないこと
膨らみ始めるまで発泡剤を加えて10秒以上激しくかき混ぜることがコツである
万太郎にとって”かるやき”の甘さが初恋の味?
万太郎は東京に来て様々な出会いをしました
小学校の時に写し書き溜めた標本の作者
植物学者”野田基善”先生
同じく憧れの植物学者”里中芳生”先生
そして、露店で出会った和菓子屋「白梅堂」の”西村寿恵子”
かるやきの食感にビックリした万太郎であったが
それ以上に寿恵子との出会いが万太郎には衝撃だったようで
使用人の竹雄との喧嘩したあとにも
もう一度、会いたいと思ったのが”寿恵子”だったところは
万太郎も男の子だったんだなぁ~と思いました
コメント