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打楽器って、世界にどのくらい種類があると思いますか?
100種類?200種類??1000種類???
辞書ができるくらいあるんですよ。今回はタンバリンの話。
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タンバリンは、みなさん良く知っている楽器ですよね。
小さい時に叩いたなぁ、カラオケで叩くなぁ、こどもの玩具であるなぁ。。。
あれ、そう言えばタンブリンって聞いたこともあるなぁ、タンブリンじゃないの???
う~んとですね。どっちも同じです。国によって読み方が違うだけです。
幼稚園・保育園・こども園では、絶対1つ2つ、あるいはクラス全員分あったりします。
赤と青と黄色のリボンがついていたりしましたよね。
ヘッド(皮)がないのはモンキータンバリンといいます。
タンバリンの良いところ。
保育の現場で、タンバリンの何がいいかというと。音を出すのが簡単なところです。
『叩いても音が出る』『振っても音が出る』『こすっても音がでる』
叩くだけでも、掌で叩く、グーで叩く、指先で叩く、お尻で叩く。。。と色々な叩き方が
できますよね。材質によっても、楽器の音色が変わったりしますし、100均でも売ってますし、
数万円のものもありますが、とにかく扱いやすい、お手軽楽器の1つです。
実際、タンバリンを発表会で使うときは、学年の低い園児の場合が多いと思うのですが
ここで注意が1つあります。タンバリンの側面にはジングルという金属の円盤が2枚重なって
付いていて、そして、その並びにいかにも『指を入れなさい』と言わんばかりに
ちょうどいい大きさの【穴】が開いています。
しか~し!ここで注意!!
この穴に指は、「い、い、いぃぃ・・・・・・・いれないで、ください!」
このことに現場の保育士さんたちはビックリするのですが、よ~く考えてください。
穴に指入れて持つ →
おふざけして人にぶつかる、もしくは転ぶ →
タンバリン動く →
(テコの原理で簡単に)指折れる!?ってこともなくはありません。
ありえますよね~。ありえますよねっ!!
もちろんプロの方はこの穴を使って演奏することもありますが、園児たちにはNGです。
では、どうやって持つのか?
上の図のように、ヘッド(皮)のほうに親指がくるように持ってください。
グッ!と鷲掴みです。
えっ?鷲掴み???と思いますか?いーんです。それがいーんです。一番安定するんです。
でも年少さん(3歳児)の手にはタンバリンは大きいんですよ。鷲掴みできないんです。
どんなにタンバリンが小さくても幅が大きいんです。
そんな事を解決してくれてるのが『SUZUKI』楽器から出ている、教育用タンバリン。
これくらい薄くないと年少さんにはツライ。。。
欲を言えば、後ろのコマの高さがその半分でいいのに・・・
さらに言えば、タンバリンにしては、少々お高い・・・
なかなか、クラス全員分を購入してもらえないんですよねー。
わたしが園で音楽の授業をする時は、
『タンバリンは右手』『カスタネットは左手』
に持つようにと伝えます。
よく保育士さんに、右利きの子と、左利きの子はどうしますか?と言われますが。
そんなことは関係なしで
『タンバリンは右手』『カスタネットは左手』
なぜかというと、保育の中で「右」「左」の区別をハッキリつけてやることは少ないと思い、
園児たちの「右」「左」の理解の為も兼ねて、このように伝えています。
これじゃなきゃダメ!ってことはないですよ。でもみんなが揃って持ってる方が見た目もいいし
指導するときにわかりやすいじゃないですか。発表会で楽器を右に持ったり、左に持ったり、
見た目バラバラになっていると、音までバラバラに聞こえてきます。見た目は大事ですよ。
タンバリンはカスタネットと違って、叩いた時の音が複雑(皮の音とジングルの音)に
聞こえてくるので、多少ずれても上手に聞こえる楽器です。クラスのリズム遊びなどにも
大いに活用してください。
それでは、今回はここまで。
ではでは。
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