【幼稚園・保育園・こども園】保育発表会での合奏の仕方

レッスン&授業

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娘とラジオ体操に行っています

実は子供の時に1回も行ったことがありません。

【ラジオ体操第2】がわかりません(笑)

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【幼稚園・保育園・こども園】では、そろそろ発表会の準備に本腰が入る時期ではないでしょうか?どこの園でも必ず音楽の合奏に取り組んでいます。北海道の各園も近年は音楽にを入れ始め出した所が増えてきています。

昨年はコロナ禍の影響で、音楽研修件数が1ケタ台になっていましたが、今年はコロナの状況と相談しながらですが研修の件数も増えてくれました。研修内容では【鍵盤ハーモニカの導入法】【合奏の編成・組み立て方・練習方法】がダントツで多いです。

 【登場人物】

わたし
わたし

『わたし』

多趣味です。元音楽専門学校の職員&講師

幼児音楽(キッズミュージック)に係わる仕事は20年以上になります。

な・ぞー君
な・ぞー君

『な・ぞー君』

なぞなぞ大好き!!知らない事はどうしても知りたくなる。

相方の名は『ねずっきー』

ねずっきー
ねずっきー

『ねずっきー』

『な・ぞー君』の相方、親戚に世界的キャラクターがいるとかいないとか・・・

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園によって合奏の編成はマチマチなんです

わたし
わたし

この仕事を始めて20年ちょっとになりますが

園によって、合奏の編成、発表の仕方が

ビックリするくらい本当に違います。

園の発表会での合奏なんて

年長さんとかがやるんだよね?

そんなに編成って変わるもの?

保育士さんが合奏に参加する園、参加しない園、CDに合わせて合奏する園

色々あるんだよ、いくつかの例を挙げてみるね

例1)先生が合奏に参加する編成

  ピアノ伴奏(先生)鍵盤ハーモニカ

例2)先生が合奏に参加する編成

  ピアノ伴奏(先生)鉄琴(先生)鍵盤ハーモニカ、ミュージックベル

例3)先生が合奏に参加する編成

   ピアノ伴奏(先生) 色々な楽器

例4)先生が合奏に参加しない編成

  キーボード数台、鍵盤ハーモニカ、小太鼓、大太鼓、鉄琴・木琴、カスタネット、タンバリン、トライアングル、すず、シンバル、バスキー(バスマスター)、ティンパニー、ミュージックベルetc

例5)先生が合奏に参加しない編成

  キーボード数台、バスキー(バスマスター)、小太鼓、大太鼓(バスウッドドラム)、ミュージックベル、鉄琴・木琴etc

例6)先生が合奏に参加しない編成

  音楽に合わせて、色々な楽器を鳴らす

 

 

ここに挙げた例は、『わたし』が実際に指導させていただいた園での、合奏の形態です。

色々な編成があって、ビックリしますよね

勿論、改善した方がよいところは改善させてもらいました

 

選曲も大事ですよ

次に選曲についてですが

今の子供たちは色々な曲を聴くようになりました

なのでオールジャンルOKと言ってもいいでしょう

わたし
わたし

園の方針もあるでしょう

でも子供たちは何でも聞くようになりましたよ

曲は大きく2種類に分けることができます

【クラシカル音楽】【ポピュラー音楽】です

【クラシカル音楽】 ≒(クラシック、映画音楽、90年代までのJ-POP etc)

・ 【クラシカル音楽】は、音の繋がりよりも、音の重なりが大事になってきます。メロディーラインは簡単なものが多いですが、音が薄くなると曲の重厚感、華やかさが伴ってこないので曲の良さを表現できません。【ポピュラー音楽】と違い音の厚みを上げるという事は、子供の個々のレベルもある程度高く設定し、楽器パートの数も少し多めにしましょう!!

合奏では、音のクレッシェンドデクレッシェンド)と

音の長さ(スラータンギング)がしっかり出来ると

良い演奏に一歩近づきますよ

【ポピュラー音楽】 ≒(2000年以降のJ-POP、ボカロ、懐メロ、行進曲 etc)

・ 【ポピュラー音楽】 は、リズム・ベース・メロディーがしっかりしていると、合奏曲として成り立ちます。この3つの楽器パートがしっかりしていれば、他のパートは肉付け係と言ってしまってもいいでしょう。編曲の自由度が高いので、よく考えて編曲しないといけません。

問題です。 【ポピュラー音楽】の合奏で1番大事なパートはどこでしょう?

答えは「ベース」です

次にリズム隊の「小太鼓」「大太鼓」になります

この2つのパートがしっかりしていないと、フワフワした演奏になってしまいます

メロディーがしっかりしていても周りの音が揺れていると聞いている方も

ハラハラドキドキの不安な気持ちになりますよね。

わたし
わたし

学生バンドでも、演奏のヘタクソなバンドはボーカルが上手でも、全然カッコよくありませんが、多少ボーカルが音痴でも演奏がしっかりしているバンドは、カッコいいもんです。

な・ぞー君
な・ぞー君

【クラシカル音楽】と【ポピュラー音楽】 は

どっちが演奏しやすいんだ?ぱぉーん。

わたし
わたし

どちらが演奏しやすいか?と言われれば、【クラシック音楽】の方が演奏はしやすいです(近現代の曲は別ですよ)メロディーラインが小節の頭から始まります。最近の曲は、1拍前もしくは、半拍前から始まるものが多くなりました。

 

いわゆる裏拍は子供たちには難しいですよね

上手に編曲するには?

さぁ!!合奏で演奏する曲を編曲しましょう!! 

ここで注意!! 

わたし
わたし

先生方は、どうしても再現性を求めすぎて、裏拍で始まるメロディーも、そのまま演奏しようとします。かなりの時間をかけなければ、綺麗に揃わないでしょう。その時はあえて音を減らす勇気を持ちましょう。

な・ぞー君
な・ぞー君

音を減らす?どういうことだ?ぱぉーん。

わたし
わたし

鍵盤ハーモニカ全員が、超上手ならば原曲のままメロディーを

演奏できるでしょうが、数人~十数人がシンクロして演奏するのは

かなり難易度が高いでしょう。

ならば、キーボード担当にしっかりメロディーを演奏してもらい

鍵盤ハーモニカ担当は、もう少し合わせやすく、音を減らしてあげると

いいんだよ!!

な・ぞー君
な・ぞー君

なるほど、たしかに大人数でメロディーを合わせるのは大変だね。ぱぉーん。

わたし
わたし

ふつうに考えると、わかると思うんだけど、どうしても先生たちは

原曲のまま、演奏しようとするんだよね。

鍵盤ハーモニカは個人で差があるから、

【コード奏】【部分奏】【メロディー奏】と

3段階くらいに分けて演奏すると、音の厚みも出せるからいいんだけどね

みんなで同じことをする(演奏する)のは

音量が安定する反面、揃いずらい一面もあります

さらに音量は担保されますが、音の厚みはありません

鍵盤ハーモニカは個人の実力に合わせて

3段階くらいに分けて、パートを作ってあげると

みんな無理なく演奏に参加できて

結果的に、演奏に音の厚みをつけることになります

これはやめてほしい!!

発表会の合奏でこれはやめてほしい!!と思っていることがあります。

合奏の中で、【タンバリン5人】【すず5人】【カスタネット5人】のように

鍵盤ハーモニカが明らかに苦手な子供を小物楽器にするのは

お客さんも意図が分かってしまうでしょう。

それは如何なものなのか?

な・ぞー君
な・ぞー君

いるいる!!よくあるよね。ぱぉーん。

わたし
わたし

出来ない子供を、小物楽器にしちゃうって

そんな安直な判断は親御さんも気づくよね

鍵盤ハーモニカを演奏する子供が5人で、

【タンバリン5人】【すず5人】【カスタネット5人】のようになると

合奏の楽器のバランスもバラバラで、

それなら無理に合奏しなくてもいいんじゃないか?って

『わたし』は思っちゃいます

そんな状態ならば『わたし』は小物楽器のメンバーをまとめて

ベルなどで和音演奏をするのは、どうでしょう?

ベルはメーカーによって【ミュージックベル】【ベルハーモニー】と商品名が違います

ベルはメロディー演奏するよりも、和音演奏をする方が遥かに簡単です。

それに利点もあります

メロディー演奏をすると音の高低が決まってしまいますが

和音演奏をするのでオクターブを気にすることがありません

(同じ音なら低くても高くてもOK)同じ高さの音をたくさん揃えなくても大丈夫

どうしてもタンバリンやカスタネットを使いたいときは

1人で演奏させてあげて

目立つようにしてあげるといいでしょう

明らか感がなくなります

な・ぞー君
な・ぞー君

ベルの和音演奏ってどうすればいいの?ぱぉーん。

ねずっきー
ねずっきー

それはオイラが教えてあげる!チュー!

な・ぞー君
な・ぞー君

あっ!ねずっきー!!ひさしぶり!!ぱぉーん。

ねずっきー
ねずっきー

あっちで、コソッと教えてあげるよ!チュー!

な・ぞー君
な・ぞー君

コソッとって!?ぱぉーん。

わたし
わたし

こらこら!2人でどこに行くんだよ!!

(2匹は闇夜に消えていった)

ベルの指導法は、別の記事で紹介するよ!!

次にキーボードを使うときの音色の選び方です

曲に忠実に音色を選択するのは悪いことではありませんが

ストリングス系のように立ち上がりの悪い音色は

よく考えて使用する方がいいです

立ち上がりが悪いという事は

ちょっと遅れて音が出てくるので

全体的にテンポが揺れてしまう原因になります(メーカーによって誤差はあります)

主軸の旋律を演奏する音色にせず

副旋律やコードを演奏する音色として

選んであげるといいでしょう

これから発表会の練習が本格に指導すると思いますが

先生たち頑張ってくださいね!!

 

今回はここまで。よろしく哀愁

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