舞ちゃんたちの最終審査が始まりました。ここで合格すると帯広キャンパスでの課程がすべて終了します。最終審査は3日間おこなわれます。1日目【口述審査】2日目【エアワークと離着陸審査】3日目【野外航法】です。ではこの審査はどんな審査なのか?調べてみました。
口述審査
口述試験は採用担当者が口頭で問題を出し、受験者が口頭で答える試験方式です
面接試験のようなスタイルですが
面接とは違い明確な「正解」があるのが特徴になります
航空学校の口述審査では様々な状況が起こった時を想定して
問題が出され、そのことにどう対処するのか?を答えます
口述試験は面接気分で受けると
答えることができなかったということになってしまいます
口述試験で失敗しないためには事前の対策が重要です
口述試験と面接試験は
試験官や面接官と向き合って行うことが多いため混同されがちですが
全く別の試験です
そのため、この2つの試験は混同させずに、切り離して考える必要があります。
口述試験は出題した問題に対しての知識と対応力などを判断しますが
面接試験は受験者の性格などを判断する試験です
口述試験は問題に対して回答を求める形式ですが
面接試験では主に面接官との会話を行う形式で進められます
エアワークと離着陸審査
エアワークとは空中操作のことです
離陸滑走から
航空機離陸、エアワーク(空中操作)、そして、場周飛行、着陸という一連の操作を
同乗する審査官に見せることになります
舞ちゃんが苦手だった着陸もこの審査の内容に含まれますね
なかには、普段あまりやらない課目(操縦操作の種類)もあるようです
【実際の例】
・指定地着陸:滑走路上に、進行方向へ60m間隔で置かれた白布の間に接地すること。
・スローフライト:失速速度に近い低速で左右に旋回する。低速時の挙動を理解する課目。
・フォワードスリップ:ダイブブレーキ故障、急角度での進入降下が必要な場合に使う技。
・操縦系統の故障想定訓練:後席のインストラクターが操縦桿を中立位置で握りしめて固定し、前席のスチューデントパイロットはラダーペダルのみで方向を転換したり、逆にペダルを固定して、操縦桿のみをゆっくり動かして機体をバンクさせ、方向を変える訓練。
野外航法
野外航法とは
航空機が目的地まで正しく飛行するために
常に自機の現在位置を測定し
目的地までの距離や方向を測定し
その結果に基づき進行方向を正しく維持して飛行する方法である
航法は航空機の発達とともに地文航法・推測航法・天測航法と発達してきたが
これらだけでは現在のように多くの航空機が安全に運航するには不十分であり
天候その他の影響を受けることなく
より正確に航空機の位置や目的地までの距離を知るため
無線航法や慣性航法が発達してきた。
また、野外飛行という名称でパイロット国家資格の試験課目となっており
パイロットとして備えるべき基本技術といえる
これは柏木君が苦手な訓練でしたね

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