東北の佐藤洋監督(60)が、試合後、高野連のあり方について、問題提起した。山梨学院との初回、金子和志内野手(3年)が遊失で出塁。一塁ベース上で、ペッパーミル・パフォーマンスを行ったところ、このイニングが終わると一塁塁審がベンチに駆け寄り「パフォーマンスはダメです」と注意されたという。
なぜ注意されたのか?追記アリ
東北高校の佐藤監督は
「なぜ、子どもたちが楽しんでいる野球を、大人が止めるのか。日本中が今盛り上がっているのに。もう少し、子どもたちが野球を楽しむ方にいかなければ。高校野球を考えていって欲しい」と話した
チームも注意されたことによって自分たちの野球が出来なかったといっていますが
そもそもペッパーミル・パフォーマンスは
小さなことからコツコツと継続して進んでいけば、良いことが起きる
という意味が込められている
打者自身がヒットやホームランを打つとペッパーミルで胡椒を挽くようなポーズをする
それに呼応するようにベンチでは複数の選手が同じポーズで返す
決して相手のエラーを喜んでやりようなパフォーマンスではない
その意味も分からないで相手を侮辱するような
なんでも出塁すれば良いみたいなパフォーマンスにはして欲しくない
エラーで出塁しても喜んだという風に思われてしまったのは残念です
選手たちはベンチで「やっぱり言われました~」と笑い飛ばしていたという
ペッパーミルの使い方を間違わなければ結果は変わっていたかもしれない
追記※試合後、東北の佐藤洋監督は
「これだけ日本中で話題になった。なぜダメなのか理由が知りたい」と語っていた。
日本高野連のコメントは以下の通り。
「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」
パフォーマンスの意味
高校野球でのパフォーマンス
人差し指を突き上げて喜ぶ
北海道代表だった駒大苫小牧野球部のパフォーマンスだ
当時は田中将大さんは控えのピッチャーでもなく
駒大苫小牧は「まずは1勝だ!」
これがパフォーマンスの意味だった
しかし、駒大苫小牧は”あれよあれよ”と勝ち進み
頂点まで駆け上った
その時にもこのパフォーマンスを選手がしていたために
「優勝したぞ!!」「頂点だ!!」
そんな意味に変わってしまっている
過去には喜びすぎてホームランがアウトになったことも
高校球児は本塁打やヒットなどのプレーで
派手なガッツポーズや喜んで大騒ぎするのは
「高校生らしくない」として好ましくないとされていて
1985年(昭和60年)夏の甲子園予選の西東京大会では
せっかく打った本塁打を喜びすぎて取り消しにされてしまった例もある
2回戦、南野VS永山の試合で2回裏
南野の攻撃にて無死一塁からS選手が左越えの本塁打を放った
S選手はダイヤモンドをまわるときに喜びのあまり、三塁コーチと手をたたきあった
これがまずかった。審判団は高校生らしくないプレーとして
野球規則にある”走塁援助の禁止”の規則をやぶったと判断
一塁走者の生還は認められたものの
S選手は三塁打扱いでアウトの”お仕置き”を食らってしまったのだった
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