1つの時代が終わった。今のプロレス人気の礎を築いた人気プロレスラー”武藤敬司”が引退試合を東京ドーム:プロレスリングNOAHのリングで行われた。
新日プロレスの”闘魂三銃士”、そして全日プロレス”プロレス四天王”とプロレス界を引っ張て来た最後の伝説レスラーがみんなの気持ちを背負い最後のリングに上がった。
引退試合 デスティーノ内藤哲也と対戦
武藤敬司の引退試合の対戦相手に選ばれたのは
武藤敬司に憧れてプロレスラーになった”内藤哲也”
初めは武藤敬司に憧れベビーフェースでのスタイルだったが
なかなか上手くいかず伸び悩んだ時もあった内藤
しかし、自分のプレースタイルを確立してからは
闘魂三銃士がいなった新日プロレスを
オカダカズチカや棚橋弘至と引っ張る存在となった
2012年の1.4東京ドームで完敗を喫して以来
約11年ぶりの対決を迎えた武藤敬司との引退試合は
武藤が終盤、故・橋本真也さんのDDTや、故・三沢光晴さんのエメラルド・フロウジョンを繰り出す
すると内藤は掟破りのシャイニングウィザードや4の字固めで対抗
最後はプロレスLOVEポーズからデスティーノを炸裂し、武藤を見事に介錯した
試合後、内藤が右腕を突き上げると
武藤はプロレスLOVEポーズを拳に合わせ、内藤の手を握る
感極まった表情の内藤がリングを下りていった
サプライズ引退試合 蝶野正洋
内藤との試合を終えた武藤が最後にどうしても言いたかったと
解説席にいる蝶野に向かって
「蝶野ーーー!!俺と、闘え!!」とマイクパフォーマンス
解説席にいた蝶野も武藤に答えリングインする
実質的な引退試合をしていない蝶野にとっても
武藤敬司との試合が引退試合のようになった
奇しくも武藤敬司のデビュー戦の相手も蝶野正洋であった
最後は蝶野が武藤に餞別の惜別のSTFをかけ武藤のタップで試合が終了した
最後の試合はレフリーをタイガー服部さんが務め
実況を辻よしなりさんがする
とても懐かしい雰囲気、あのころのプロレスを思い出しました
ありがとうございました!!
小学生・中学生時代と武藤敬司のプロレスに興奮していた
あんな大きな身体で素早くトップロープに上がり
ムーンサルトプレスを放つ
”闘魂三銃士”、”四天王”プロレス界が熱い時代だった
橋本真也・三沢光晴がこの世を去り
団体がバラバラになってプロレス界が一時期低迷した
しかし、武藤は自分の闘う場を探してリングに上がり続けた
やがてムーンサルトの代償で膝を痛めても武藤は飛び続けた
最後の引退試合、ムーンサルトは出せなかったが
今は亡き戦友、とも戦ってきた友の技を
リングの上で見たとき
昔のプロレスを夢中で見ていたことを思い出した
武藤はあの頃のみんなの代表としてリングに上がったのだろう
1つの時代の代表として
リングサイドでは先輩の藤波辰爾や長州力が微笑ましく見ていたし
武藤に憧れてリングに上がっていた松井珠理奈は号泣していた
もっと、見ていたかったなぁ・・・と、ふと思てしまった
武藤は「自分がいなくなってもプロレス界はばく進していく!」と力強くコメントをしている
肩の荷を後輩に託した武藤敬司選手に心からお疲れさまでした
ありがとうございました!!といいたい
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