迷惑行為がインターネット上に相次ぎ投稿される事態を受け、回転ずしチェーン各社が対策強化に乗り出した。接客などで進む機械化の隙を突かれた形だが、深刻な人手不足を背景に従業員を増やすことは簡単ではない。アクリル板の設置や監視用カメラの改修など、マンパワーに頼らない工夫で行為の撃退を目指す。
対策強化にかかる費用はきっと莫大な金額になるだろう。ただこの費用を企業側が全額負担するのは何か違うような気がする。迷惑行為をした側に法律に則った金額を支払わせても何ら問題はないのではないだろうか?そしてその金額をしっかりと公表することによってそれが再犯や模倣犯への抑止力になる。
果たして、今回の”スシローペロペロ事件”の当事者の少年は業界の信頼関係を失った罪をどう感じて、どう償っていくのか?
スシローの対策
少年がしょうゆのボトルに口をつける動画が拡散した「スシロー」は
注文された商品のみをレーンに流し
自由に取れる商品はなくすようにする
テーブルに備え付けの食器や調味料は
客が希望すれば消毒済みのものと交換する
今後はテーブル席とレーンの間にアクリル板を順次設置し
誤って商品に触れないようにする方針
くら寿司の対策
皿を抗菌カバーで覆っている「くら寿司」は
客がいったん取った皿を再びレーンに戻す動画が投稿された
現在も取った皿の枚数が分かるようにレーン上部にカメラを設置しているが
今後は戻す行為も検知できるようにカメラのシステムを改修する
運営会社は「これまではお客さまとの信頼関係で成り立っていたのだが」
と困惑を隠せないようだ
他の回転寿司チェーンの対策
「かっぱ寿司」は「防犯カメラ作動中」と書かれたポスターを張り
カメラでの監視を徹底
すしを覆うカバーの導入も検討しているという
他人のすしにわさびを付ける動画が拡散した
「はま寿司」も「対応を検討中」(広報担当者)という
信頼関係で成り立っていた飲食業界
店側と客側の信頼関係が崩れてしまうと
店側はサービスを提供できなくなるし
客側はサービスを受けられなくなる
今回の「スシローペロペロ事件」の為にせっかく設置しているレーンに
お寿司が流れないという状況が起きている
子供たちは流れてくる”お寿司”を
あれがいい、これがいいとキャッキャッとしながら
手に取り、口に運ぶ
そんなことが当たり前にできなくなるというのは
悲しいことだ
回転寿司チェーンに限らず
今の飲食業界はお客側と店側の信頼関係で成り立っている部分は多々ある
今回、スシローで迷惑行為をした少年には
そんな業界の信頼関係を壊した罪を感じ、罰を受けて欲しいとおもう

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