貴司くんが苦しんでいます。リュー北條に批判されて駄目だしされた10首、恋の短歌をまず書いてと言われましたが、貴司くんは苦しんでいました。歌集にのせる300首の中に1首だけ恋の歌があると秋月さんはリュー北條に伝えます。なぜこんなにわかりづらい歌?と首を傾げるリュー北條でした。
貴司くんが詠んだ恋の歌
貴司くんが歌集に載せたい300首の中に1首だけ
恋の歌があったと秋月さんは気が付きます
「君が行く 新たな道を 照らすように 千億の星に 頼んでおいた」
この歌は舞ちゃんがパイロットを諦めて
工場を再建することを決意した時に
貴司くんが五島から送った絵葉書に書いてあった短歌でした
舞ちゃんはこう歌にどれだけ助けられていたことか
この歌には実は貴司くんの舞ちゃんへの気持ちも込められていました
この短歌は”狭野茅上娘子”(さのの ちがみのおとめ)が詠んだ和歌
「君が行く 道の長手の 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも」
を本歌取りしたものでした
この和歌は「別れなければならなくなった 夫への思い」を歌にしたものでした
そんな舞ちゃんへの思いを密かに込めながらも
舞ちゃんの背中を押して勇気づけてあげた短歌だったんですね
リュー北條も秋月さんもサラッと歌が頭に浮かぶところは
凄いとちょっと思ってしまいました
お互いに恋愛に臆病
貴司くんも舞ちゃんも似た者同士で
恋愛に臆病だと言う事がわかりました
舞ちゃんは母・めぐみさんに背中を押されましたが
「梅津」から出てきた秋月さんの圧に負けてデラシネには行けませんでした
貴司くんは秋月さんに気持ちを打ち明けられますが
申し訳なさそうに断ります
逆に秋月さんに舞ちゃんへなぜ気持ちを伝えないのか?と迫られます
お互いに恋愛に臆病になってしまってるからこそ
お互いを大事に思っているからこそ
自分の気持ちを言えないようでした
もう少し勇気を
秋月さんの10分の1でも勇気が2人にあれば
きっとこの三角関係に終止符が打たれるでしょう
だれが1歩前に進むのか?
それとも身を引くのか?
誰かが背中を押してくれるのか?
めぐみさんの言う通り
舞ちゃんはもう少し我儘に貴司くんにぶつかってほしいです

コメント