とうとう兄・悠人が問題を起こしました。一体、何をやったかというと【インサイダー取引】です。投資家がもっともやってはいけない犯罪の1つです。悠人は景気が戻ってきた上げ相場の時期に10%も負けてしまっていたのが、原因らしく、インサイダーに手を出してしまったようです。
インサイダー取引とは
インサイダー取引とは
上場会社の関係者等が(今回は事前に情報を知っていた悠人のこと)
その職務や地位により知り得た
投資者の投資判断に重大な影響を与える未公表の会社情報を利用して
自社株等を売買することで
自己の利益を図ろうとするものです
そうした情報を知らされていない一般の投資者は
不利な立場で取引を行うこととなり
証券市場の信頼性が損なわれかねないため
金融商品取引法で禁止されており
違反者には証券取引等監視委員会による
刑事告発や課徴金納付命令の勧告が行われます
有名なのが「村上ファンド事件」
国内で起きたインサイダー取引のなかでも特に有名なのが
「村上ファンド事件」でしょう。
2006年当時、村上ファンドの村上世彰氏はニッポン放送の株を大量に保有していました。
堀江貴文氏が率いるライブドアが
ニッポン放送株を大量に購入するという決定を知ったうえで
ニッポン放送の株が高騰すると同時に株を売却
村上世彰氏は逮捕当日の午前、東京証券取引所で報道陣らに対し記者会見し
『宮内さんから「やりましょう」と聞いたのは事実です。証取法違反の構成要件にあたる』と認め
「プロ中のプロとしておわび申し上げたい」と何度も謝罪した
(裁判開始後は容疑を否認している)
【第一審】
ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は6月23日に村上世彰と同ファンド中核のMACアセットマネジメントを証券取引法違反の罪で東京地方裁判所に起訴した。村上氏は保釈金5億円を納付し保釈された。
2006年11月30日、村上世彰氏ら(証券取引法違反容疑で逮捕・起訴)の初公判が開かれ、村上氏は起訴事実を全面否認した。論告の際に検察官が行った求刑は懲役3年、罰金300万円、追徴金11億4900万円
【第二審】
2007年7月19日、東京地裁刑事第4部は、村上世彰氏に対して懲役2年、罰金300万円、追徴金11億4900万円の実刑判決をいい渡した。 インサイダー取引事件での実刑は異例であり、インサイダー取引と認定される事例が増えてしまうのではないかという不安や、裁判官は、結局は利益至上主義を罰したかっただけであり、法曹の世界には証券、金融業のプリンシパル、メカニズムを理解している人が非常に少ないのではないかといった意見があった。
【控訴審】
村上氏は即日控訴するとともに再度保釈請求を行い、翌日に保釈金7億円を納付し再保釈された。村上氏は控訴審でも無罪を主張した。2009年2月3日、東京高等裁判所は、村上世彰氏に対して、実刑とした1審判決を破棄し、懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金11億4900万円の有罪判決を言い渡した。村上氏は、社会的名誉は一部回復されたが、事実認定に一部納得ができない点もあるという理由で即日上告した。
【上告審】
2011年6月6日、最高裁判所の第1小法廷は村上氏の上告を棄却し、懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円とした東京高裁判決が確定した。5人の裁判官全員一致の判断だった。MACアセットマネジメントについては罰金2億円が確定した。
最高裁は決定理由で、弁護側が主張していたニッポン放送株買収計画の実現可能性のなさについて、「株式公開買い付け(TOB)などを会社の業務としておこなうという決定があればたり、買い付けが実現する可能性が具体的にみとめられる必要はない」とした。
これからの岩倉家
悠人は母・めぐみに工場の権利を返すと言って書類を渡していました
その後、時の人・悠人のインサイダー事件により
工場や岩倉家に取材陣が殺到しています
めぐみさんも舞ちゃんも「お兄ちゃんは悪いことなんてしない!」と
語彙を強めて言っていますが
残念ながら悠人はやってしまってます
その証拠に悠人はIWAKURAを守る為に
事前にめぐみさんに会社の権利を返しています
どんなインサイダー取引だったのかというとザックリと説明すれば
バイオクラウト社の未発表のアルツハイマーの新薬の情報を入手し
株を買い付け、一気に26億円の利益をあげたのです
これがインサイダー取引と認定されたみたいです
ドラマの中のニュースなので詳しくはわかりません(笑)
これから悠人の行動はどうなるのでしょうか?
・逮捕されて、罪を償い、再び投資家に戻る
・逮捕されて、罪を償い、工場を手伝う
・逮捕されずに外国に高飛びする
・不起訴になり、工場を手伝う
色々な可能性がありますね
筆者的にはヒントはお父ちゃんの残した「歩みノート」にあるのではないでしょうか?
イケイケ状態の悠人の記事をみたお父ちゃんが
「歩みノート」に何かを書き残していました
今後、悠人がお父ちゃんと向き合う話があると信じています

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