「うめづ」で舞ちゃん、貴司くん、久留美ちゃんの幸せなお祝いムードから一転、今日の話は現実の厳しさを突き付けられたものでした。舞ちゃんは”IWAKURAのネジ”の品質は大手に引けを取らないのことがわかりましたが、大量発注に耐えられるのか?という現実を突きつけられます。貴司くんは”長山短歌賞”を取ったことで出版会の人が、貴司くんを売り出そうと躍起になっていて貴司くんの知らないところで話が進んでいることに違和感を感じています。最後に久留美ちゃんは”八神先生との婚約破棄”を八神先生のお母さんに言い渡されます。
3人共、同じタイミングで厳しい現実を突きつけられたのでした。
舞ちゃん 製品発注までの”理想と現実”
舞ちゃん達は完成した”試作ボルト”をもって
試作テストを行うライバル会社・朝霧工業へと足を運びます
そのには沢山の工場、多くの大型機械を見て圧倒されます
あきら兄ちゃんも、本格的にやるなら
これくらいの施設が必要になるだろうと言っていました
朝霧工業では自社で”試作ボルト”の耐久テストもできる
まさに飛行機部品を専門に作っている会社
東大阪の町工場の”試作ボルト”をちょっと小馬鹿にしていました
しかし、品質テスト、耐久テストともに
引けを取らないボルトを目の当たりにして驚きを隠せませんでした
舞ちゃんたちに本当に貴社が作ったのかと問われ
舞ちゃんは東大阪の町工場の技術の結晶で作りましたと答えます
それでは大量生産には対応できないのではないかとの指摘に
舞ちゃんは即答することは出来ませんでした
貴司くん 注目されるという”理想と現実”
自分のすべてである”短歌”が認められ
短歌の芥川賞といわれる”長山短歌賞”を受賞した貴司くん
早速、出版会社の人がきて貴司くんを取材し
お庭で写真を撮っています
陽菜ちゃん曰く「作戦会議中」とのことです
貴司くんは自分の短歌を評価してもらったことは
とても嬉しかったでしょうが
決して【売れたい】と思っているわけではないと思います
認めてもらいたい、舞ちゃんにも何か誇れるものを持ちたい
その一念で応募したのではないでしょうか?
意図せず貴司くんの短歌は東京の出版社でも「切実に泣けるいい短歌」だと好評で
貴司くんは言われるがままに取材の写真を撮っていました
しかし、その時間は”デラシネ”にくる
大樹くんや陽菜ちゃん、舞ちゃんと過ごす大切な時間
貴司くんにとって時間を拘束される、人に指示される
それが苦痛なのに出版社の要求はエスカレートしそうで
貴司くんがまた失踪しないか心配です
久留美ちゃん 身分格差の”理想と現実”
久留美ちゃんは喫茶「ノーサイド」で八神家との顔合わせを予定していました
本当は八神先生が高級料亭を予約していたのに
久留美ちゃんのお父さんが喫茶「ノーサイド」でやると
言い出したようです
いつも以上におめかしするお父さん
緊張感が漂ります
緊張している2人のところに八神先生のお母さんが登場し
すぐに不機嫌とわかる顔で2人の前に着席します
そして婚約の破棄を言い出します
理由は”定職にもついていない父親”、”顔合わせをこんな喫茶店でやるような家庭”
いわゆる身分格差、所得格差を指摘してきました
八神先生のお母さんはそれだけを言い残し店を出ようとしますが
久留美ちゃんのお父さんは土下座をして
「俺のことは、俺のこと。久留美には関係ないこと」
お店を「ノーサイド」にした理由は
「ここならカッコイイお父ちゃんでいられる場所だから」
そう説明をして八神先生のお母さんにラグビーのタックルのように
しがみつき訴えます(ちょっと過剰な行為にもみえましたね)
久留美ちゃんはお母さんに一言
「申し訳ありませんでした」ということが精一杯でした

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